吹き付け塗装のメリット・デメリット

外壁塗装には複数の方法があり、吹き付け塗装はそのなかでも利用される頻度が高いものです。新築やリフォームなどのタイミングで吹き付け塗装を検討するなら、事前にメリットとデメリットの両方を踏まえておく必要があります。


メリットは外観面と金銭面の2つの観点で優れていることです。ローラーを用いずに塗るため、自然と立体的な仕上がりになることが多いです。空気中を飛んで壁に付着する際に生じる模様が無造作な美しさを演出するケースがよくあります。立体的な陰影によって重厚な見た目となるのが一般的です。出ている部分とそうでない部分の組み合わせが一面に広がることになるため、自然環境のような躍動感が生み出されるケースも少なくありません。ローラーできっちり塗り上げた場合と比べて、人工的な要素をあまり感じさせないのはそのためです。


塗料にむらが生じやすいと誤解している人もいますが、優れた技術を持つ職人が担当すれば均一に仕上げられます。外観面の他のメリットとして、補修した箇所が目立たないことにも挙げられます。良い意味で荒々しく吹き付けるので、既存の箇所との精密な違いは分かりにくいことが多いです。そのため一部だけを補修した場合でも、その境目をあいまいにしやすいという特徴があるのです。


一方、金銭面のメリットは施工の速さによってもたらされます。もちろん、材料費がそれほど高くないことも関係していますが、それよりも吹き付けるだけで済むという手軽さが大きく影響しているのです。外壁塗装は完了までの日が長引くほど、いろいろと費用が発生しやすいので注意しましょう。こちらは基本的に短期間で終了するので、トータルの工事費をかなり抑えられる見込みがあります。


デメリットは無駄になってしまう塗料が多いことです。専用の機器で外壁に吹き付けていきますが、その際に狙った場所以外にも多く飛び散ることになります。塗料自体が安価な場合は気にならないかもしれませんが、ロスの割合は決して低くありません。飛び散るので事前にしっかりと養生しないといけないのもデメリットです。周辺にかなり飛散するので、養生しないと住民トラブルに発展する恐れがあります。そのため自分の敷地だけでなく、周囲の敷地への配慮も徹底しましょう。また、技術力の低い職人が担当した場合、すぐに剥がれるような仕上がりになるケースも見受けられます。そのため、事前に実績を確認しておくことが欠かせません。


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