ビル・テナントビルのひび割れ(クラック)とは

 

ビル・テナントビルのひび割れとは

ビルは築年数が長くなればなるほど必ず出てくる困りごとといえば、ビルの外壁ひび割れやクラックです

ビル・テナントビルのひび割れの原因は、経年劣化です。新築の時はきれいでも、時間とともに劣化していくのは仕方がありません・・・

実はヒビやクラックはほおっておくと、どんどん悪化してしまいます。

今回はビル・テナントビルにおける、「ひび割れ」の補修知識、補修工事はどうしたらいいのか?についてご紹介いたします。

 

 

 

ビル・テナントビルの構造とは

 

鉄骨構造や鉄骨鉄筋コンクリート構造が一般的

ビルやテナントビルの構造にはいくつかの種類があります。オフィスビルでは「鉄骨構造」や「鉄骨鉄筋コンクリート構造」が一般的です。

「鉄骨」を使うことで、柱の間隔(かんかく)をあけることができます。

「鉄骨鉄筋(てっきんてっこつ)コンクリート構造」は梁(はり)や柱の出っ張りをおさえることができます。

オフィスビルは柱と梁(はり)で支えるラーメン構造で作られていることが多いです。


 

ラーメン構造

出典:旭化成ホームズ

 

ラーメンとはドイツ語で『枠』のことをいいます。食べ物のラーメンではありません。

ラーメン構造とは、『柱(はしら)と梁(はり)によって建物を支える構造』のことです。

柱とハリが一体になっているので、力を受けてもくっついている部分が変形しない構造になっています。

 

ラーメン構造は横からの力にたいして、強い仕組みになっています。

柱(はしら)と梁(はり)を長方形に組み、接合箇所を溶接して固定します。

鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造などの建物で最も採用されている構造方式です。

当然、ビル・テナントビルでも多く採用されています。

 

 

構造の違いで何が変わるの?

 

構造の違いが賃料の違いになる

「鉄骨構造」と「鉄骨鉄筋コンクリート構造」の違いは、一番は賃料です。

建物を安く建てることができれば、賃料も安くすることができます。逆に、建築するのにお金がかかりすぎた場合、その負担は借主(借りる人)にふりかかります。

鉄骨構造」の方が建築コストを安くすることができます。よって、賃料も「鉄骨構造」で作ったビルの方が安くなります。鉄骨構造ばんざい!!です。

立地条件や築年数が同じであれば、鉄骨造の方が賃料が安くなります。しかし、賃料は大家さんの考え方次第なので、鉄骨構造で作った建物でも賃料が高い場合もあります。

 

 

実際にオフィスなどを借りるときは、構造を重視することはないと思います。しかし、このように、構造の違いによって賃料が違っていたりするのです。

オフィスを借りる場合、このような構造の違いについて知っていると、少し納得できるかもしれません。

 

「鉄骨構造」と「鉄骨鉄筋コンクリート構造」では柱の大きさや梁(はり)の大きさも違います。

 

なぜラーメン構造が多いのか?

 

ラーメン構造は間取りを自由に作れる

ラーメン構造は、間仕切りの位置などが自由に作れます。部屋のプランが作りやすいわけです!!

壁をたくさん作って部屋を仕切るも、大きな窓の家を作るも「ラーメン構造」なら自由です。

さらに強度があるので、最近のビル・テナントビルではよく使われている工法なのです。最近のビル・テナントビルは、部屋によって間取りが違っています。

これも、ラーメン構造だからこそできる工法でもあります。

 

 

ラーメン構造にはデメリットもあります。壁に強度がないので、隣の音は聞こえやすい・・・

という点です。そのため、部屋の壁を作る場合には注意が必要です。

少し前のタワービル・テナントビルなどでは、壁が薄くて隣の声が聞こえてくる・・・・ということがありました。

これは、壁を薄く作ってコストダウンした結果です。高級そうなマンションでも、意外なところでコストダウンをしているものです。

ラーメン構造には、柱と梁、床板のみで構成する「純ラーメン構造」、さらに耐震壁を入れる「耐震壁付きラーメン構造」があります。 耐震性が足りない部分に耐力壁をつかうことで、強度を増すことができます。

すると、柱や梁(はり)のサイズを小さくすることができるので、ビル・テナントビルを作る場合はよい工法といえます。

 

ビル・テナントビルのひび割れの原因

 

亀裂をなくすのは不可能・・・

コンクリートは収縮するのをご存じでしょうか? コンクリートはのびたり、縮んだりしているのです。

コンクリートの原料は、セメント、砂、砂利、水などです。これを練り合わせて作ります。

 

コンクリート作り方

出典:コンクリートの作り方

 

この材料がヒビやクラックの原因を作り出しています。

ビル・テナントビルが新築の場合、コンクリートは5~6年の年月をかけて乾燥します。

コンクリートはすぐには乾かないのです。乾燥するとモルタルやコンクリートは収縮し、クラックを生じさせます。

乾燥したときにコンクリートが縮み、そのときに小さなヘアクラック 「乾燥クラック」 「構造クラック」呼ばれるひび割れが発生します。さらに夏場急激に暑くなったりすると、今度はコンクリートが膨張(ぼうちょう)します。

この膨張したり、伸縮したりすると、コンクリートにクラック、ひび割れが起こります。

このクラックがすこしクセモノです。

幅が0.3mm未満のひびなら、問題はありません。しかし、それ以上になると、問題が出てきます。

 

外壁ひび割れ

はじめは小さなクラックが、徐々に大きくなっていく・・・

というのはよくあることです。

 

雨水や炭酸ガスなどがそこから浸入すると、コンクリートのアルカリ性が次第に失われ中性化していきます。

すると、コンクリートの中の鉄筋に錆(さび)が発生します。

さびが原因で、コンクリートの強度が低くなり、割れや、亀裂が大きくなっていくのです。

 

 

ひび割れから白や茶褐色に、にごった水が出る・・・・

そんな時は、コンクリートの中の鉄筋が「さびている」可能性があります。

 

 

ひび割れは放置しておくと、写真のようになってしまいます。

表からひびが確認できない場合でも、壁に白い液だれの跡があったら危険です

コンクリート中に含まれるアルカリ成分が表に出てきたものです。雨水がコンクリート内に入っている可能性があります。

鉄筋まで達したひび割れを放置しておくと、鉄筋にできた錆(さび)が進行します。

錆(さび)により鉄筋が膨張(ぼうちょう)し、やがて周囲のコンクリートがはがれ落ちてしまいます。

 

この現象を爆裂(ばくれつ)と言います。「爆裂」が起きると、鉄筋の錆(さび)を取り除くなど鉄筋の修繕が必要になります。さらに、モルタルで埋め戻さなければいけないので、大掛かりな補修工事が必要となってきます。

 

 

爆裂している部分の内部にさび止めをして、モルタルで埋めていきます。

小さいひび割れの場合はエポキシ樹脂を注入してひびを埋めます。

 

 

ある程度大きいひび割れでも、鉄筋まで到達していないなら、表面をU字に削って「エポキシ樹脂」などを充填(じゅうてん)しモルタルで表面をきれいに仕上げていきます。

 

コンクリートのひびは自然現象として発生する以外にもあります。それは、施工不良や構造不良などです。

これは素人ではわからず、さらに数年しないと不良部分が出てこないので注意が必要になります。

マンションやビルは建てる業者によって大きな違いが出てしまいます。小さいヒビは放置せずに、専門家などに原因を見てもらいましょう。

 

 

乾燥クラック

 

乾燥クラックとは?

モルタルなどの湿式工法で作られた外壁材は、乾燥過程で、水分の蒸発によって収縮(やせ)が生じてしまいます。これがひび割れの原因になります。

 

 

乾燥クラックの原因とは

完全に乾燥し壁が収縮前に、その表面に塗装して造膜すると、素地の収縮につれて追随できなくなった塗膜にひび割れが発生します。

乾燥クラックはそのひび割れ幅が狭いのが特徴です。

 

 

 

ビル・テナントビルのひび割れのチェック方法

 

ビルのひび割れなどは、人間の目でみてチェックしていくしか方法がありません。

 

 

0.3mm以上のクラックがあると、このようにチェックを付けていきます。

 

 

外壁の外側になると、残念ですがチェックは素人にはできません。以前は足場を組む必要があり、ひび割れが進行に気が付かなかった・・・ということがありました。

現在では、無足場によるロープを使ったチェック方法などがあります。

 

 

足場を組まない分、安い金額でビル・テナントビルのヒビ、クラックのチェックと補修工事ができます。

 

 

U字カット工法とは

 

大きなヒビ割れのばあい、電動のカッターを使ってU字型にカッティングします。

そこに可とう性エポキシ樹脂や弾性シーリング材という物を充てんする工法です。

 

 

Uカットは呼び方にバリエーションがあります。

Uカットシーリング、Uカットシール工法、Uカットシーリング材充填工法などと呼ばれています。

Uカット工法は1mm以上のひび割れを補修する場合に使われる工法です。

幅10mm、深さ10〜15mmほどU字型に切り込んで補修をします。

 

無足場工法で分割で工事ができる

 

足場を組まないと、時期をずらした工事ができます。つまり分割で工事ができるのです。

足場を組んでしまうと、一気に最後まで工事をしなくてはいけません。

 

 

逆に、外壁がデコボコな場合は、長い毛のローラーを使います。

毛丈、素材、サイズ、形状など、様々なバリエーションがあります。

ウールローラーは塗装を均一に保ちやすく、外壁の模様をそのまま活かした状態で表現するのに向いています。

 

 

工事の金額が安くなる

 

足場を組まないことのメリットはほかにもあります。それは工事の金額がやすくなることです。

 

 

外壁塗装の金額

外壁塗装や外壁のタイル補修工事をするときには、足場を組むのが普通だと思われています。

しかし、足場を組まない、ロープ工法、ブランコ工法、無足場工法などがあります。

どれも、屋上からロープをおろして、外壁補補修する工事のことです。

 

 

特殊なロープを使って、工事をします。足場を組む必要がないので、その分工事の金額が安くなります。

 

 

 

オフィスチャンプでは無足場工法での外壁補修、タイル補修、外壁塗装の工事実績が多数ございます。

大手上場企業から、小さいビル、テナントビルまで様々な補修工事を行っております。

隙間の狭いビルや、足場を組まない工法での外壁補修を行うなら、ぜひご相談くださいませ。

 

   
 

足場を使わない工法だと、工事金額が安くなります。

ビルやテナントビルでひび割れの補修をお考えならぜひご相談くださいませ。

 

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