京都府|京都市下京区のマンション外壁補修、外壁塗装工事現場の竣工から完成まで

弊社の大阪出張所では2016年は1月5日より稼働しておりまして、去年より引き続いている現場
を含めまして3現場ほど稼働している状況です。

日ごろは東京を拠点にしている私も先日、今年初めて関西方面に出張に行ってきたのですが、その中で京都市下京区のマンションの現場を巡回・確認してまいりました。

◎工事概要
物件名:メゾン小暮
住所:京都府京都市下京区
建物種別:マンション
工期:2016年11月16日~2017年1月31日
工事内容:外壁塗装工事(以下詳細)

  • 共通仮設工事
  • 直接仮設工事
  • 下地補修工事
  • シーリング工事
  • 外壁塗装工事
  • 鉄部塗装工事
  • 屋根塗装工事
  • 防水工事
  • その他工事

■施工に先立って

こちらの京都の案件はある特殊な事情で弊社工法が採用されることとなりました。その事情というのは3点ありまして

  • 隣にコインパーキングが隣接しており、足場を掛けるとなるとずっと貸し切りにしなければならずその貸し切り費用がかさむ。
  • コインパーキングと同じ並びに1戸建てが建っており、極めて隣接している為足場を掛けるとなると建物の屋上に足場を設置する必要がある。
  • 裏側面が川になっており、正面側から通り抜けて足場資材を裏側面に運ぶことが困難。

これらの事情により、産業用ロープを使用した弊社工法(無足場工法)が採用されることとなったのです。

正面側昇降用足場設置
昇降用足場

実は、こちらの物件には屋上が無く、「アスファルトシングル」という素材の屋根になっています。アスファルトシングルは軽量で、近年、屋根材として多く採用されているものであります。屋根自体の勾配はさほどキツくないので屋根上での移動は可能ですが、屋根に上がることが出来ないと懸垂降下作業もできません。その為、正面側に昇降用足場を設けて外から作業員が屋根に行き来出来るようにしました。

懸垂下降用特殊仮設
吊元仮設

屋上が無い場合、産業用ロープを固定するための確固たる構造物の設置から始める必要があります。真ん中付近と奥側に黒いゴム製の構造物があるかと思いますが、これが今回、メインで吊元となる仮設になります。この仮設は約400㎏の重量があり、人が懸垂降下作業を行うには十分な重さといえます。更に安全確保の為に何個もこの仮設を設置して施工します。

万が一の墜落防止用のロープは施工面の反対側の1階からセッティングし、墜落の際に瞬間的に大幅な荷重がかかった場合でも吊元の破損が無いところからのセッティングとしています。その他安全対策用のロープも設置し、万全の安全対策をした上での施工となります。

外壁修繕工事

昇降用足場・吊元仮設設置後は本施工へと進みます。本物件は外壁のひび割れがかなり多くそちらの処理に多く時間が割かれました。

□下地補修工事

下地補修工事(クラック・欠損補修)
クラック補修

下地がALC板になっており、通常、ALC板どおしのジョイント部はV時の谷間になっているのですが、こちらの物件はそのV時の谷間が見当たらない事からその谷間をモルタルで埋めて平滑な壁にしているようです。その、V時の部分を埋めているモルタルが欠けたりヒビが入ったりして意匠を悪くしているようです。

クラックというよりは欠損に近いひび割れが多く見られました。画像はちょうどALC板のジョイント部ですが、欠損がひどくジョイント間に挿入されているバックアップ材が見えている状態です。この部分をまずシーリングで充填し、更に補修材で充填補修しました。

□シーリング工事

シーリング工事
サッシ廻りシーリング

サッシ廻りのシーリングは既存のシーリングを撤去した後に新規にシーリングを打ち込みます。この後塗装工程があり、サッシ廻りのシーリングは塗装塗膜の下に隠れてしまいます。このように塗装塗膜の被覆下にシーリング材が被さってしまう場合はシーリング材自体が紫外線の影響を受けない為、ウレタン系のシーリング材が多く使用されます。材料単価自体ウレタン系のシーリング材の方が割安です。(ウレタン系でもブリード汚染対策の為ノンブリードウレタンシーリング材を使用する必要があります)

□高圧洗浄

懸垂下降しながらの高圧洗浄
高圧洗浄

下地補修完了後高圧洗浄の工程に入ります。特にこの現場の場合はひび割れが多かったためにUカットシーリング工法を多用しております。そのため壁面にALCの粉塵がかなり付着していると思われる為より念入りな洗浄が必要です。また、本工事ではアスファルトシングル屋根の塗装も行う為屋根の高圧洗浄も行いました。

□外壁塗装

外壁塗装工事、施工前・施工後
塗装前・塗装後

塗装中の写真が見当たらなかったため、塗装前と塗装後の写真をUPさせていただきました。塗装前は補修跡やひび割れ・欠損でぼろぼろになっていた壁面ですが、チャコールグレー系の塗装を施すことでシックな感じの外観に生まれ変わることが出来ました。

外壁塗装は白いものを黒く変えられるのが最大の魅力だと思います。例えば清掃ですと、汚いものをきれいにすることは出来ますが全く別の仕様に変えることは出来ませんが塗装工事では、ただキレイにするだけでなく全く違う顔を作り出すことも可能です。

外壁塗装工事で建物が見違える姿を見るのはとても楽しく、非常に魅力的な作業だとも言えます。

□鉄部塗装工事

鉄部塗装工事(受水槽)施工前・施工後
受水槽塗装

鉄部塗装工事の一環として受水槽の塗装も行いました。受水槽については太陽光線を遮蔽し受水槽内に藻が生えるのを防ぐ下塗り材(エスケー化研社製ミラクプライマーSR等)を塗布後上塗りを行うのですが、今回は基本的に見栄え重視という事で適用下塗り材塗布後1液の弱溶剤系ウレタン塗料で仕上げました。

□屋根塗装工事

アスファルトシングル屋根塗装工事施工中

アスファルトシングル屋根塗装

アスファルトシングル製の屋根の塗装も行いました。今回アスファルトシングルの塗装に際しまして、エスケー化研社製の水性ヤネフレッシュシリコンを使用しましたが、専用の下塗り材として水性シングルサーフを用いました。水性シングルサーフは各色ごとに色のついている専用の下塗り材で下地の隠蔽力が非常に高く仕上がりも良好です。

アスファルトシングル塗装時の注意点としては、塗装の際にアスファルトシングル同士が塗料で固まってしまわないように水下側をカッターや皮スキなどを利用して隙間を作る必要があります。これは「縁切り」と呼ばれる作業で、この隙間が無いとアスファルトシングルの裏側に水が廻ってしまった場合、水の逃げ場がなくなり漏水の原因となってしまします。

□防水工事

バルコニーウレタン防水工事、施工前・施工後
バルコニー防水

今回の工事は屋上が無い為、防水工事はバルコニーのみとなります。ビルやマンションにおけるバルコニーの床面の防水はほとんどがウレタン防水の密着工法で行われます。施工が容易で塗膜防水の為継ぎ目のない一体型の防水となり、グレーの艶がある見た目も美しい仕上がりとなります。

■まとめ

鴨川縁に佇むマンションの外壁塗装工事を請け負わせていただきましたが、当初のかなりぼろぼろの感じからチャコールグレー色でまとめて非常にシックな感じに仕上がりました。

なかなか漏水が止まらなかったのですが、それも解消し非常に満足いただける仕上がりとなりました。

京都市は隣どおしの建物が隣接していたりと近隣事情が特殊な状況下にあるところが多い場所です。様々な事情で足場が掛けられないことも多く、足場が掛けられないことがネックで工事が進まないことも多々あろうかと思います。

我々オフィスチャンプでは、諸事情で足場が掛けられなくてお困りの皆様の力となるべく様々な難関工事に対処してまいりました。「足場が掛けられなくて困っている」「足場設置について余分な費用がたくさん発生して困っている」などお困りの方がいらっしゃいましたら、確かな技術力と提案力で力になれるオフィスチャンプまでお気軽にお声がけください。

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