【大規模修繕】外壁工事のおもな種類とは?費用を抑えるコツも紹介

外壁は、建物の安全性や機能性、外観などを維持するうえで重要な役割を果たしています。そのため、ビルやマンションなどで定期的に行なう大規模修繕でも、外壁工事は欠かせません。

外壁工事にはさまざまな種類があるため、大規模修繕を控えるビルやマンションのオーナー様は、それぞれの工事内容について理解しておく必要があるでしょう。

そこで本記事では、大規模修繕で行なわれる外壁工事の種類を紹介します。また、外壁工事の費用目安や費用を抑えるコツについても詳しく解説するので、外壁工事を検討されている方はぜひ参考にしてください。

■大規模修繕の外壁工事とは?

外壁工事は、建物の劣化状況に応じて定期的に行なう大規模修繕において非常に重要なものです。外壁は、常に気温の変化や雨風にさらされて膨張と収縮を繰り返しているため、長年放置すると以下のような不具合が発生するおそれがあります。

  • 外壁の素材が浮く
  • 外壁が反り返る
  • タイルなど外壁の一部が剥がれ落ちる
  • 外壁がひび割れて防水性能が低下する
  • 外壁内部に浸水し腐食が進む

上記のようなトラブルを未然に防ぐには、適切な頻度で外壁工事を実施することが重要です。

劣化が進んだ外壁でも、適切な工事を行なうことで、機能性や安全性を向上させることが可能です。また、外壁工事はビルやマンションの美観を守り、資産的価値を向上させることにもつながります。

■【大規模修繕】外壁工事のおもな種類

外壁工事といっても、その種類はさまざまです。

ここでは、大規模修繕で行なわれる6種類の外壁工事について、それぞれ詳しく解説します。

◇外壁調査工事
外壁調査工事とは、外壁の劣化状況を詳細に把握し、工事の必用性を判断するために行なうものです。

前述したように、外壁は建物のなかでも特に劣化しやすい箇所だといえます。劣化状況の程度に応じた適切な処置を施すためには、外壁調査工事が欠かせません。

また、特定建築物に該当する建物である場合には、建築基準法第12条によって定期的な調査や報告が義務付けられています。そのため、新築工事の完了もしくは外壁改修工事完了から10年が経過した建物には、外壁全面調査が必要です。

なお、平成20年の法改正以降は、定期報告を怠ったり虚偽の報告をしたりすると、罰金が科せられることも覚えておきましょう。

外壁調査工事について詳しく知りたい方はこちら≫

◇外壁塗装工事
外壁塗装工事とは、その名のとおり、外壁塗装材を塗り替える工事です。塗装材が劣化すると、建物全体の印象を損なうだけでなく、防水性能なども低下してしまいます。そのため、塗り替えは10~15年ごとに行なうのが一般的です。

外壁塗装工事は、単に塗料を塗り替えるだけではありません。一般的には、足場を組んで外壁表面を清掃し、錆びや古い塗料をそぎ落とす下地処理を行ないます。必要があれば、損傷個所の補修をしたうえで外壁塗装を行なうこともあります。

外壁塗装工事では、従来使用していたものとは異なる色の塗料を採用することで、建物全体の印象を変えることも可能です。また、外壁塗装工事を機に、より優れた性能の塗料に変更してもよいでしょう。

◇外壁タイル工事
外壁タイル工事では、外壁に採用しているタイルの状態を調査し、状況に応じて新しいタイルに張り替えていきます。工事が必要なタイルは目視だけでなく、専用の道具を用いて判断することが一般的です。新たなタイルに張り替える際には、古いタイルを剥がして下地処理を施したうえで行ないます。

状態がよければ、従来のタイルを活かした工事も可能です。その場合にも、古いタイルに不具合が生じないよう、予防的な処置を施します。

外壁タイルは劣化が進むと、ひび割れや欠けが生じたり、浮いたような状態になったり、タイル同士をつなぐ目地材が剥がれたりすることがあります。このような状態を放置するとタイルが落下するおそれがあるため、定期的なタイル工事は欠かせません。

外壁タイルの不具合と外壁タイル面補修工事について詳しく知りたい方はこちら≫

◇外壁下地補修工事
外壁下地補修工事とは、外壁塗装工事を行なう前段階として、不具合のある塗面を補修することを指します。

外壁下地補修工事を行なうのは、壁面の欠けやひび割れ、下地調整剤であるモルタルの浮きなどが見つかった場合です。また、内部で生じた錆びによって膨張した鉄筋が、コンクリートを圧迫して崩れが生じる「爆裂」という現象が起こった場合も、外壁下地補修工事の対象となります。

爆裂を起こした箇所は外側からは見えないケースも多いため、目視に加えてパルハンマーなどによる打診で、該当箇所の特定を行ないます。その後、錆び止めの処置を施したうえで、エポキシ樹脂モルタルという特殊モルタルなどを使用して補修します。この他にも、症状に応じて使用する補修材や工法を使い分けるのが一般的です。

外壁下地補修工事は大規模修繕において、工事完了後の建物寿命に影響を与える重要な作業といえるでしょう。

鉄筋コンクリートのビル・マンションの外壁塗装面の下地補修についての詳しい解説はこちら≫

◇外壁シーリング工事
外壁シーリング工事は、建物の気密性・防水性を高めるために、外壁と窓のサッシの隙間や外壁ボードのつなぎ目に、シーリング材(合成ゴムや弾力のある樹脂など)を充填する工事です。

劣化したシーリングを除去した箇所に接着剤の役割を果たすプライマー剤を塗布し、新しいシーリング材を打ち込んでいきます。お風呂場や洗面所のゴムパッキンのような素材で、建物の隙間を埋める作業と考えるとイメージしやすいでしょう。

シーリングは外壁防水に重要な役割を果たしていますが、特に窓周辺のものは寿命が短く、一般的に5~10年で交換が必要です。外壁シーリング工事によって、環境や経年によって劣化したシーリングを交換すると、雨漏れ・すきま風などを解消できるでしょう。

◇外壁清掃(外壁洗浄工事)
外壁清掃(外壁洗浄工事)は、外壁の材質に合わせた工法で外壁に付着した汚れやカビ、苔などを落とす工事です。

外壁清掃によって外観がキレイになることはもちろんですが、外壁塗装工事や下地補修工事の前に下準備として行なうと、仕上がりが大きく変わります。また、洗浄前には目立たなかった劣化箇所が見つけやすくなることからも、大規模修繕において重要な工程といえるでしょう。

塗装された外壁の清掃には、水圧の強い業務用の高圧水洗浄機を用いることが一般的です。外壁にタイルを使用している場合には、さらに薬剤を用いて洗浄します。

■大規模修繕の外壁工事、費用目安はどのくらい?

さまざまな種類がある外壁工事について、どのくらいの費用がかかるのかが気になる方は少なくないでしょう。

ここでは、外壁工事にかかる費用と、コストカットのコツについて解説します。

◇外壁工事費用の目安
外壁工事の費用は、建物の劣化状況や外壁の面積、どのような外壁工事を行なうかによって大きく異なります。そのため、外壁工事の費用の目安について、具体的な金額で示すことは難しいのが現状です。

ただし一般的には、大規模修繕にかかる費用のうち、外壁工事が占める割合は比較的大きいケースが多いです。

令和3年9月に改訂された、国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」によると、全体の費用のうち「外壁塗装等」にかかった費用の割合は13.6%でした。このデータでは、大規模修繕の工事費用を20項目に分けていますが、そのなかで最も割合が高く、次に高い「建具・金具等」の9.7%とも約1.4倍の差があります。

◇外壁工事の費用を抑えるコツ
大規模修繕工事費用のなかで高い割合を占める外壁工事費用を節約することは、大切に積み立てた修繕費用を有効に使うためにも、重要だといえるでしょう。

実は、外壁工事費用の約半分は「足場を組むための費用」ともいわれています。つまり、外壁工事にかかる費用を抑えるには、足場を組まずに工事を行なえる、高い技術をもった業者への依頼が有効です。

外壁工事の専門業者OFFICE CHAMP(オフィスチャンプ)では、無足場工法によって工事費用を2~5割程度抑えることが可能です。また、足場を組まないため通常よりも短い工期を実現します。

詳しくは、以下のページをご確認ください。

参考:外壁の修繕工事をご相談いただくのが初めての方へ

■まとめ
外壁工事は、建物の外観や機能性を維持するという観点からも非常に重要な工事です。大規模修繕では、外壁塗装工事やタイルの張り替え工事、それにともなう清掃や調査、下地補修など、さまざまな工事が行なわれます。

外壁工事にかかる費用は、大規模修繕のなかでも高い割合を占めることが一般的です。費用を抑えるためには、外壁工事の約半分を占める足場代をカットできる専門業者への依頼をご検討ください。

ビル・マンションの外壁工事専門業者OFFICE CHAMP(オフィスチャンプ)では、無足場工法によって外壁工事費用の大幅な削減が可能です。また、中間マージンを徹底的に省くことで、さらなるコストカットを実現します。

予算に合わせたご提案が可能ですので、お気軽に下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

ビル・マンションの外壁工事に関するお問い合わせはこちら

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