塗料の匂い

外壁塗装工事を依頼しようと思ったけれども、施工中に気になることの一つに塗料の匂いが挙げられます。塗料は独特のつんとしたにおいがするため、敏感な人であれば気分が悪くなったり頭痛がしたり、体調不良を引き起こす可能性が高いでしょう。また小さな赤ちゃんやペットがいる家庭では、悪い影響はないのかと心配にもなってしまいます。

施工中ににおいが発生する原因としては、塗料を薄めるために使うシンナーが原因だとされています。シンナーといっても様々な種類が存在していますが、強いにおいを発するシンナーを使えば、外壁塗装施工中には家の中まで漂ってくることでしょう。しかし近年ではにおいが発生する原因を抑えた塗料も増えてきていることから、敏感な人や小さな子供やペットがいて心配な人は、このような塗料について相談すると良いでしょう。

施工中のにおい対策としてはまず第一ににおいの少ない塗料を選ぶことが必須となります。においの少ない塗料も出ていて、さらには有害物質が少ない水性塗料も多くなってきています。工事を依頼する前に業者ににおいについて相談してみましょう。そして十分に換気を行うことも重要です。外壁塗装を行っている壁側にある窓はあけ放つことはできませんが、反対側についている窓に関してはしっかりとあけて十分な換気をする必要があります。室内に漂うにおいを外に追い出すためにも、扇風機の風を窓に向けて送るのもよい方法です。もしも塗装している場所に近いところに換気扇があれば、外のにおいが室内に入ってきてしまうため換気扇の使用をやめましょう。また洗濯物を干す場所にも十分に気をつけます。外壁塗装を行っている際に外に洗濯物を干してしまうと、洗濯物ににおいが付着する可能性が高まります。面倒かもしれませんが室内干しにしたり、それでも心配な場合にはコインランドリーなどをその期間だけでも利用することをお勧めします。マスクやデオドラントスプレーを使用するのも効果的です。においに敏感な人はすぐに装着できるようにたくさんのマスクを用意しておくと安心です。またペンキやシンナーなどの消臭ができる空間消臭スプレーもあるため、このようなものを利用してみるのもよいでしょう。さらに効果的なのは施工中の昼間に出かけてしまうことです。外壁塗装期間は建物の大きさによっても大きく異なりますが、一般的には1週間から10日ほどかかります。この間にずっと家にいてにおいに苦しめられるよりも、昼間だけでも外出してしまえばにおいからも解放されストレス解消にもつながります。


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