クリーニングするメリットと外壁洗浄の方法

新築時は美しかった外壁も、時間が経つと汚れてきます。緑色の苔が生えてきたり、黒っぽいカビの着色が付いてきたりします。汚れが出たからといってすぐに対処しなければならないわけではありませんが、クリーニングするほうが賢明です。



クリーニングの大きなメリットは劣化のスピードが遅くなることです。汚れや苔、カビを放置するとそこから塗装の劣化が進みます。理想的な状態の塗料に対して、劣化が早くなります。劣化が進んでから掃除をしても、塗装が剥げたりします。時すでに遅し、と思うことでしょう。その結果としてメンテナンス費用が抑えられることもメリットです。耐用年数の長い塗料を使っていても、いずれ再塗装が必要になります。適切なスパンでクリーニングをしておけば再塗装の頻度が抑えられるから、最終的な費用が抑えられます。



もちろんお家の外観がきれいだと気分がいいですし、人も呼びやすいです。気持ちよく生活するために、適切な頻度でお掃除するといいでしょう。
数ある外壁洗浄の方法で、もっとも簡単なのは専門業者に依頼することです。熟練者がプロユースの道具を使って洗浄するから、質の高い仕上がりになります。必要な場所には養生をしてくれますし、手際よくやってくれます。
専門業者への依頼はコストがかかるから、自分で外壁洗浄することも可能です。現在はホームセンターなどで高圧洗浄機が購入できるから、効率的に汚れを落とせます。高圧洗浄機はガソリンエンジン式よりも電気式が主流で、持ち運びやすい充電式もあります。本体を置いて、ノズルで噴射するから1階部分であれば、体力に自信がない女性でもできます。タバコのヤニなど、油っぽい汚れにはスチーム洗浄機を併用すると効率があがります。



新しい機械を買わずに対処したい人は、どこの家庭にもあるブラシやスポンジで外壁洗浄をすることもできます。ただし水をつけたブラシで擦るだけでは、なかなか汚れは落ちませんから、専用の洗剤を使用するのがおすすめです。家全体を洗いたい場合は、業務用の洗剤にすると出費が抑えられます。苔やカビへの効果を謳った洗剤は、はっきりとした効果があります。吹きかけたあと、ブラシなど擦って汚れを落とします。


避けてほしいのは研磨剤配合の洗剤やメラミンスポンジの使用です。塗装面が削れて薄くなってしまい、寿命が縮みます。またコーキング処理をされた目地も傷つけないように注意する必要があります。ていねいに洗ったら、水で洗剤と汚れを落として完了です。


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