外壁タイルが浮き上がって剥がれてくることは珍しいものではあり
このような状態になると建物の劣化に繋がってしまいますし、何よ
できるだけ早めに対処をする必要があります。
それではなぜ、外壁タイルが浮き上がってきてしまうことになるの
タイルは外部の影響を受けにくく長期間建物を守る役割を果たして
理由としてはタイルそのものは外部の影響を受けにくくても、その
いくら、守られた状態とは言えども外部の影響を受けやすい部分で
そうなればその表面についている接着剤も劣化をすることになって
しかしながら、弊社にある依頼でもかなりの確率で多いものが、新築時の「施工不良」と思われるタイルの浮きです。施工不
一つ目に考えられるのはタイルを張る際の圧着不良です。
外壁に貼り付ける時にはただ貼り付けるだけでなく、専用の工具を
圧着が弱すぎると時間の経過とともに浮いてきてしまうことになり
二つ目はタイルを張り付ける際の時間経過の問題です。
タイルの張り方にもよりますが一般的によく使用される45二丁タ
躯体コンクリート下地にタイル貼付用のモルタルをある程度の面積
その塗り置き時間が長くなってしまった場合、接着力の低下を招い
貼り付けモルタル塗りつけ後からタイルを張るまでの時間管理が重
三つ目は躯体コンクリート表面が埃等で汚れてしまったまま次工程
一般的にコンクリート壁面を高圧洗浄機などで洗浄してから次工程
それを怠ってしまった場合埃等が乗っている上から貼り付けモルタ
十分な接着強度を確保できなくなる場合があります。
四つ目は躯体コンクリート壁に残った型枠離型剤(コンクリートで躯体成型時に型枠に塗布して使用され、硬化後の躯体と型枠の離れを容易にする事及び躯体の外観を美麗に保ち、型枠を錆や腐食から保護する事を目的で使用される液体の材料)がそのまま壁面に
2012年改訂の建築工事標準仕様書により現在は「目荒し」といってタイル表面を超高圧洗浄機などを使用して躯体コンクリートの表面をごつごつするまで荒し離型剤を剥離するとともに貼り付けモルタルとの食い付きを良くする工程が組み込まれている為、以前よりもかなりの確率でこういった不具合は無くなっているとは思いますがそれ以前に建てられたものに関しては目に見えない工程であるが故に省略されている場合もたくさんあると思われます。
最後にもう一つ、最近ではあまりありませんが、質の悪いモルタル
どれだけ丁寧な作業をし手も元の材料が悪ければ長持ちをすること
ただし、近年は建築基準が厳しくなったこともあってあまりにも質
最後に職人の技術によっても影響があり、腕のいい職人であれば長
パッと見た感じでは同じように見えたとしても、下地の部分で丁寧
その他、もしかしたらさまざまな原因があるのかもしれませんが、
以上の内容が原因の場合がほとんどです。
特に、築10年未満で数平米の範囲で面で浮いているような場合、