東京|杉並区のマンションの外壁シーリング工事~コロニアル屋根塗装工事

こちらの杉並区の物件、一見外壁はタイル張り+石張りのように見えますが、実は外壁材はサイディングでタイル調のものと石調のものを併用してのデザインとなっています。そもそも「サイディングとは?」と思われる方もいらっしゃいますので簡単に説明しますと工場で成型された外壁用の板(サイディングボード)を下地に張っていくことで外壁として機能します。

サイディング同士のつなぎ目やサッシ廻りなどにはゴム状のシーリング材が充填されており隙間を塞ぐ形になっています。外壁材であるサイディングの下には防水シートが張ってあり実際の防水の役目はその防水シートが果たすこととなりますが、その防水シートが破損している場合は室内に雨水が浸入し雨漏りという事になります。

本物件の工事では特に雨漏りしているというわけではないのですが、シーリング自体が経年劣化しており、シーリングの劣化部分からサイディング材の下の防水シートに影響が及ばぬようにシーリングの打ち替えを希望されたお客様からの依頼でした。

シーリング施工前

◎工事概要
物件名:エスパスラフィネ
住所:東京都杉並区上井草
建物種別:地上3階建共同住宅(マンション)
造り:木造(サイディング張り)
工期:2017年6月6日~2017年6月30日
工事内容:シーリング打ち替え工事(以下詳細)

  • 共通仮設工事
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  • シーリング工事
  • コロニアル屋根塗装工事

■シーリング工事

[シーリング施工前]

施行前のシーリングですが目地にひび割れが入り若干劣化しています。

[既存シーリング撤去]

シーリングの両サイドにカッターで切れ目を入れます。サイディングのシーリング撤去は比較的楽で作業自体はかなり進みます。

[プライマー塗布]

既存シーリングを撤去後清掃、プライマーを塗布します。プライマーは接着剤の役目を果たすためムラ無くきっちり塗布します。

[シーリング材充填]

プライマー乾燥後シーリング材を溝に充填します。プライマーの乾燥時間は5℃で60分、23℃で30分、35度で15分と言われていますが必ず乾燥してから、また乾燥後8時間以内にシーリング材を充填します。

[シーリングヘラ均し]

シーリング材充填後すぐにヘラで均していきます。適正な充填量ときちんとしたヘラ均しがシーリングの機能と見た目の美しさを両立させます。

サイディングのシーリングにおいて重要なことが一つあります。サイディングのシーリングは鉄筋コンクリートの建物等と違ってシーリングの両サイドのみ外壁材と接着されており、底面は接着されていません。これを2面接着と言い、外壁材が寒暖差や振動等でその挙動が大きいことが想定される部分(ワーキングジョイント)で用いられる工法です。木造ではその構造上大きな挙動が想定される為、2面接着で施工されることが必須となります。底面もしっかり接着される場合は3面接着と言い2面接着よりも水密性が高いのが特徴です。鉄筋コンクリート造など比較的建物の挙動が少ない構造の場合は水密性を重視された3面接着で施工することになります。

[シーリング施工完了]

サイディング材間のシーリング工事施工後の画像です。美しく仕上がっております。

■コロニアル屋根塗装工事

「コロニアル」とはケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工外装株式会社)が屋根材として出しているスレート板の商品名の事ですが非常に普及度の高い屋根材ですのでスレート屋根材の総称的な呼ばれ方をするようになりました。

耐久性が高く(20~25年)価格も比較的安価であることから屋根材としてはコストパフォーマンスの高い製品であると言えます。

コロニアル自体は屋根の水密性を保っているわけではないのですが、経年で色あせが目立ってきたりした場合は塗装を行い模様替えをすることもあります。コロニアル屋根の塗装は防水性の向上ではなく、あくまで見た目の向上だと思ってください。屋根は紫外線の影響を非常に受けやすい部位でもありますので、塗装することにより耐久性の向上は目指せるのかもしれません。

[高圧洗浄・ケレン]

コロニアル屋根上にある既存の汚れを落とすため高圧洗浄を行います。こちらの杉並区の現場では屋根はそれほど汚れてはいませんでしたが、現場によってはコケの塊があちこちにあったりして相当汚れている場合もあります。そういった塗膜の密着を妨げるものを除去する為きっちり清掃する必要があります。
また、屋根の金物部分に関しては錆を落としたり塗料の密着を高めたりするために研磨パッドやサンディングペーパー等を用いてケレン(素地調整)を行います。

[下地補修]

コロニアルが割れている部分に関してはシーリングで隙間を埋める程度の補修となりました。見た目だけで言うと破損している部分を差し替えるのが最も良い提案なのですが(防水の観点からは差し替えを疑問視する方もいらっしゃいます)、お客様の予算の都合上、割れが目立たないようにするための最低限の補修でとどめることとなりました。コロニアル屋根の下側の防水シートで水密性を保つため、この補修が防水的に役に立つものではありません。

[プライマー・錆止め]

次に下塗りの工程となります。コロニアル部分はプライマーを、金物部分には錆止めを塗布します。下塗り工程は塗料の密着を高めるための需要な工程ですので塗り残しの無いように塗っていく必要があります。

[タスペーサー封入]

こういったスレート系の屋根の塗装と一般の外壁の塗装で異なる部分で「縁切り」と呼ばれる作業があります。
コロニアル屋根をローラーで塗装を行った場合、コロニアル同士が重なる部分に塗装がへばりついてしまい硬化、そのコロニアル同士の隙間を防いでしまう形となります。
その塞がってしまったコロニアル同士の隙間を切ることこそが「縁切り」という作業になります。

実はこの隙間は、降雨の際の雨水の逃げ道となっており、屋根の内部にたまらないようにする役目があります。屋根の内部に雨がたまってしまうとコロニアル材下の防水シートとコロニアル材を固定する釘の隙間などから雨水が侵入してきて漏水の原因となってしまうのです。最悪下地材を腐らせてしまう事もあります。

そういったことの無いようにコロニアルの塗装には縁切りは必須なのですが、塗料で塞がった隙間を切って隙間を確保する作業は非常に時間を要します。また体力的にもかなりきつい作業です。そこで登場するのが「タスペーサー」と呼ばれる樹脂製の器具(画像の赤丸囲み部分)で、下塗り完了後それをコロニアルの隙間に封入することで物理的に隙間を作り、上塗り終了後に行う縁切り作業を不要とすることが出来ます。

タスペーサーを使用することにより労力が半分以下となり作業員も楽に作業できますし、お客様の工賃も下げられる為弊社ではかなり重宝させていただいています。

[上塗り]

屋根は紫外線劣化が進みやす部位でもある為、比較的グレードの高い塗料を使用する場合が多く、こちらの杉並区の現場でも弱溶剤系(油性)のシリコングレードのものを使用しました。屋根に関しては少なくてもシリコングレードのものを使用するのがベストだと考えています。
施工に関して、上塗りは適正な膜厚を確保する為コロニアル屋根部分、金物部分共2度塗りとなります。下塗り・上塗り×2回は塗装工事の大原則ではありますが、その各工程ごとにキチンとした適正な時間を空けてから塗り重ねをしていく必要があります。時間間隔は季節等によっても変わりますが、「完全に乾いてから次工程に移る」のが原則ですが、時間を空けすぎるのも密着不良等起こす可能性がありますので使用する塗料の仕様にのっとった形での施工を行う必要があります。

■まとめ
弊社は基本的にビルとマンションをメインに扱っている為、鉄筋コンクリート若しくは鉄骨造の建物の取り扱いがほとんどとなります。ですが、こちらの杉並区の案件のように木造であっても屋上がある建物で、ロープで懸垂下降可能である物件の場合は木造のビルやマンションでも施工することは可能です。

全体に足場を掛けてシーリング工事のみを行うのは費用対効果としてかなり悪い施工です。仮に足場を掛けて施工するのであれば、全体的な工事を行うべきだと思いますが全体的な工事を行うには費用もそれなりに必要だという事になります。

弊社では、産業用ロープを使用した懸垂下降での外壁修繕・補修工事を行っており、本案件のように「外壁のシーリングのみ打ち替えてほしい」や「タイルが落下しそうな一部分のみを補修してほしい」といった内容が限定された補修工事は得意とする分野でもあります。
もちろん、全体的な外壁工事、大規模修繕工事も長年のノウハウで年間でも数多くの案件を受け付けております。

「外壁工事が必要なのではあるけれども予算が足りない」「予算の応じた臨機応変な施工を行いたい」といったご要望がある中で長年の実績のあるオフィスチャンプをぜひともご指名いただければ幸いです。

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