外壁塗装ではローラーを使います。ウールローラー工法とは
ウールローラーとは?
外壁を塗るときには、主にローラーが使われます。もちろん、吹き付け塗装もありますが、最近ではローラーで塗る工法が多いかと思います。ローラーは塗料の飛び散りが少なく、無駄に塗料を消費しなくてよい、厚く塗りやすいなどのメリットがあるので、おおくの業者で使用されています。
ウールローラーは外壁を塗装するときに使う、円形状のローラーのことです。ウールで作られています。
ウールローラーの表面は円形の形をして、フワフワした毛がついています。
ローラーの表面が羊毛状になっているのでウールローラーと呼ばれています。
毛の長さや、素材によってさまざまなタイプがあります。塗料の種類や下地によってローラーは使い分けられます。
一般的に平らで滑らかな仕上がりを求めるときは、短毛のローラーを使います。
逆に、外壁がデコボコな場合は、長い毛のローラーを使います。
毛丈、素材、サイズ、形状など、様々なバリエーションがあります。
ウールローラーは塗装を均一に保ちやすく、外壁の模様をそのまま活かした状態で表現するのに向いています。
ウールローラーの種類とは
長さによって違います
ウールローラーは大きく分けると3種類に分類できます。短毛ローラー、中毛ローラー、長毛ローラーの3種類です。
よく使われるのは中毛ローラーです。
芯から毛先までの長さ(毛足と言います)で種類が分類されています。
短毛ローラーは毛足が4〜5mm程度と短いのが特徴です。鉄扉の塗装などに使われます。
滑らかな仕上がりを重視するときに使います。
中毛ローラーは毛足が13mm ほどのウールローラーです。
最もよく使われているローラーかもしれません。ウールローラーの中では万能型のローラーとも言えます。
多くの現場で使われるのが、このローラーです。使い勝手がよく、値段もお手頃です。
長毛ローラーは毛足が20mm以上の長さを持つウールローラーです。
デコボコのある塗装面に適しています。 毛足が長いので塗りやすいということです。
砂骨ローラーとは
砂骨ローラー(マスチックローラー)は穴がたくさん空いているローラーです。外壁を厚塗りするときに使うことが多いローラーです。網目状の仕上がりにすることができます。
厚みをますことで、細かなヒビ割れなどを隠すことができます。
厚塗り用の塗料は、ドロドロっとした粘度が高い液体です。そのような厚塗りをするときに砂骨ローラーは活躍します。
マスチックローラーとは
マスチックローラーとは厚塗り用のローラーです。塗料を大量に取り込める!!という特徴があります。
塗料をたくさん取り込めるということは、壁面を厚く塗るときに適している。ということです。
模様を変えたい時や、モルタル壁でヒビ割れを防ぐ目的でつかいます。
ポリウレタンなどの素材でできています。ちなみに、金額は1本で2,490円ほど。結構な金額です。
ウールローラーはいつ使うのか?
ウールローラーも厚塗りに適しています
砂骨ローラーは厚い塗膜をカンタンに作ることができます。おもに外壁の下塗りなどに使われたりします。
特にひび割れが多い外壁には砂骨ローラーが向いています。
しかしウールローラーでも重ね塗りをすることで砂骨ローラーに負けない厚い塗膜を形成することも可能です。
そこは、職人によって使い方が違うかもしれません。
ローラーの使い方は、職人によって違います。さらに職人の腕によって変わってきます。
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