RC造の外壁補修工事には無足場工法がお勧め

ビルやマンションはRC造で作られているものもあります

RC造のビルやマンションの外壁を補修する場合、足場を組むことが多いかもしれません。なぜなら、RC造は5階以下の建物によく使われている工法だからです。3階建てくらいなら、足場を組んでもいいかもしれませんが、5階建てになってくると、足場をくむと結構な金額になります・・・つまり、足場を組んでも、そんなに金額がいかないので、「足場を組む」という選択が多いかもしれません。
しかしながら、やはり外壁工事をするのに、足場は必要ないかもしれません

足場あり無足場のオフィスチャンプ
足場代¥2,200,0000¥0
塗装工事(下地補修込み)¥3,500,000¥4,200,000
諸経費¥600,000¥800,000
合計¥6,300,000¥5,000,000
差額:¥1,300,000

RC造のマンションの場合で、足場を組むか、組まないか?で差額で130万ほど出てしまいます。(条件によって金額は上下します)

ビルのRC造とは何のこと?

そもそもRC造とは何のこと?

RC造とは「鉄筋コンクリート構造(Reinforced Concrete Construction)」のことを指します。 RC造鉄筋コンクリートはコンクリートと鉄筋とが一体となった構造です。組んだ型枠の中に鉄筋を配置して、そこにコンクリートを流し込みます。柱・梁など建物の骨格部分を一体に作り上げます。
引張力に強いけれども錆びやすく耐火性も低い鉄筋、圧縮力に強いけれども引張力に弱いコンクリート、この二つの材料を組み合わせて使うことで、お互いの欠点をカバーし合い、マンションに必要な強度を出します。コンクリートはアルカリ性のためそれに守られて鉄筋は錆びにくくなり、耐久性を保ちます。また火災時の鉄筋の強度低下を防ぎます。

RC造には2種類あります

ラーメン構造と壁式構造がある

RC造には二種類の工法があります。ラーメン構造と壁式構造です。マンションやビルをRC造で作る場合は、どちらかの工法が使われます。中低層マンションでは、壁と床で建物を支える「壁式構造」が多いです。

ラーメン構造と壁式構造

内装をリフォームする場合でも「壁式構造」で作れられていると、リフォームがしずらい・・・という特徴があります。それに比べ、「ラーメン構造」では、間取りが自由に決められます。

ラーメン構造とは

ラーメン構造

鉄筋コンクリート構造は,柱・はり・壁・スラブといった部材から構成されています。柱とはりを一体化して骨組を作ったものを「ラーメン構造」といいます。
ラーメン構造とは、『柱(はしら)と梁(はり)によって建物を支える構造』のことです。柱とハリが一体になっているので、力を受けてもくっついている部分が変形しない構造になっています。

壁式構造とは

壁式構造

柱がなく,壁と床だけで建物を構成したものが「壁式構造」です。壁式構造は地震に強いのが特徴です。四方の壁。床と天井という上下左右6枚の板で、建物を建てる方法です。「壁式構造」の建物は、5階建て以下の建物によく使われています。地震のゆれを建物全体でうけるために、建物が壊れにくい特徴があります。

RC造のメリットとは

RC造は火につよく、地震につよい

鉄筋コンクリート造RC造の建物は、一度建てると100年以上も住み続ける事ができます(メンテナンスが必要がですが)。さらに、RC造は高い耐火性と耐久性を持っています。火災に強く、建物も頑丈です。とくに、壁式構造で建物を作った場合、間取りの自由はなくなりますが、地震につよくなります。
ラーメン構造で作った場合は、部屋の間取りが自由に決めることができます。しかし、耐震性は弱くなります。 断熱性と気密性が高いので冷暖房がよく効くようになります。すると省エネにつながるわけです。さらに、遮音性が高いので、外部からの音があまり入ってきません。静かで、暖房効率がよく、長く持つ!!という特徴を兼ね備えているわけです。

RC造のデメリットとは

RC造デメリットとは

デメリットは建物自体の重量が重いため、地盤が頑丈ではない場所で建物を建てることができません。さらに、金額が高いので、5階建て以上になってくると建物を建てる値段が高くなりすぎてしまいます。坪単価は約60万円〜100万円くらいになります。結露などが発生しやすいという特徴もあります。換気をするシステムなどを入れることで結露は解消できます。

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