ビル・マンションの外壁塗装の保証とは
正しいビル・マンションの外壁塗装の保証とは
家の塗装の場合は、保証などがありますが、ビルやマンションの外壁塗装の場合、そもそも保証があるのでしょうか?さらに、保証を見る場合どの部分を見たらいいのか?などを知っていきましょう。
自社保証とは
保証は会社によって名前が違う
外壁塗装の会社が自ら保証するばあい、「自社保証」という名前がついていたりします。
さらに、会社によっては「独自保証」、「オリジナル保証」 「定期点検保証」など名前は様々です。
なぜ、このような保証がついているのか?
保証は小さな工務店などが、他社との競争に勝つため。他社よりも自社のサービスをよく見せるためにどんどんエスカレートしたものです。
基本的に、きちんとした仕事をしていれば、外壁塗装に保証は必要ありません。
そもそも、はがれるように塗装する、職人や現場責任者に問題があります。
小さい工務店や会社によっては、定期的に見回りに来てくれますが、実際に定期的に見回りに来てくれる業者ほとんどないと思っていてください。
外壁塗装の受注をとりたい一心で中身のない自社保証をひたすらに勧めてくる業者も多く存在しています。
どこを見たらいいのか?
どの部分をどう保証してくれるのか?
「保証します!安心です!」とアピールして、何もしない会社が後を絶ちません。
外壁塗装の保証で重要なのは、「どの部分を保証してくれるのか?」と「どんな状態を保証してくれるのか?」という事です。
|
悪い業者の場合、「はがれを保証します」と言います。しかし、外壁がはがれることはあまりありません・・・
もしはがれている場合、下地処理をしっかりしてないのが原因です。
家の外壁の場合「外壁部分は10年、木部・鉄部は5年保証」というように部分によって期間をかえる事もあります。
塗装はどの程度もつのか?
塗料によって値段と耐久性が違う
保証の前に、ビルやマンションの外壁塗料には、種類があるのをご存知でしょうか?
建物の環境や、オーナーの考え方、耐久性や予算によって、選ぶ外壁塗料は変わってきます。
ビルやマンションを塗装する場合だいたい、15年前後もつ塗料で塗ります。
つまり、15年前後は塗料がもつわけです。しかし、ここで大事なことがあります。それは、下地の処理方法です。
塗料は、下地の処理によって、塗料のノリが違います。
高圧洗浄で清掃をした後、下地を確認してから塗料を塗る必要があります。
塗料を3回も塗る必要があります
ビルやマンションの外壁塗料、実は3回も塗っているのをご存じですか?
高圧洗浄をした後は、塗料を3度塗りをします。外壁塗装の場合、3度塗るのが基本となります。
悪い業者になると、2回しか塗らない・・・ということがあります。
まず、シーラーと呼ばれる塗料を下塗りします。
シーラーとは、上に塗る塗料をしっかりと塗るためのものです。シーラーを塗ることで、塗料の吸い込みが均一になります。ムラを防止するのに役立ちます。
さらに、2度塗り、3度塗りするときの接着剤のような役割をはたしてくれます。
20年も保証はできない
ビルやマンションの外壁塗装や工事には、基本的に保証がないと思っておきましょう。
保証がないのではなく、保証がいらない。という言い方が本来正しいかもしれません。
なぜなら、「外壁のはがれやふくらみは、この前やった塗装のせいだ!!」と原因を追究するのは不可能だからです。もし、地震が一回起きたとしましょう。
耐震性に問題がある場合、外壁に亀裂などが入ります。
キレツが入るくらい揺れたら、タイルが落下する、外壁塗装にヒビがはいる。変な場所がふくらむ・・・
など、色々な事が起きてしまいます。これを、外壁業者のせいにするには、無理があります・・・
業者も、「地震のせいじゃないですか?」と言って逃げるのが当たり前です。
そもそも会社が存続していないと、保証もなにもありません。 ビルやマンションの外壁工事は、信頼できる会社に任せるようにしましょう!! |
【その他の記事】
工事の基本 |
外壁補修 |
タイル工事について |
タイルの色が違う場合 タイルが落下してきた |
よくあるトラブル |
マンショントラブル |
ビルのトラブル |
高圧洗浄をしない 音やにおいが気になる 塗りの回数が少ない 隣人からのクレームがある 足場を組ませてくれない |
工事中の臭いが気になる・・・ 空き巣に入られた タイルがはがれて通行人に当たった だんだんヒビが大きくなっている |