ビルの外壁工事に足場は必要か?

ビルやマンションの外壁工事やタイル工事の現場をみたことがあるでしょうか? 誰もが下のように、足場を組んで工事をしているのを一度くらい見たことがあると思います。

結構大掛かりに見えるこの足場ですが、外壁の工事や補修をするために作ります。

「足場を組む」なんて表現をすることもある、この工事方法。大規模なビルやマンションになると、足場を組むだけも大がかりになります。

足場

「足場を組む」というのは、結構な値段がかかることをご存じでしょうか?足場は、建物の高さが高ければ高いほど、値段が高くなります・・・

外壁工事 「足場」の金額とは

足場の金額はけっこうする・・・

ビルやマンションの外壁工事、塗装業者によっては、「工事をするには足場が必要です!!」と言ってきます。

足場がないと、工事ができないという理由のようです。

でもこれって、本当なのでしょうか?足場がないくても工事をすることはできないのでしょうか?

実はマンションやビルは足場がなくても外壁塗装や、シーリングの工事がすることができます。

5階建てマンションの場合 (RC造 20世帯程度)

5階建てのファミリーマンションで考えてみましょう。

5階建てマンション

外壁塗装の工事の場合は、塗る面積や場所によって金額が違います。あくまで参考程度にしておいてください。

足場あり 無足場のオフィスチャンプ
足場代 ¥2,200,0000 ¥0
塗装工事(下地補修込み) ¥3,500,000 ¥4,000,000
諸経費 ¥600,000 ¥400,000
合計 ¥6,300,000 ¥4,400,000
差額:¥1,900,000

工事費用を見てください。足場を組んだ場合と、足場を使わなかった場合で、これだけ値段が違います。
つまり、ビルやマンションの補修工事をする場合、足場を使わないほうが、工事費用がやすくなります。

足場を組む時のトラブル

足場は組み立てるだけで、うるさい・・・

ビルやマンションの外壁工事、よくあるトラブルの大きな原因の一つに、騒音問題があります。
足場を組んでビルの外壁工事をする場合、この「足場」を組むだけでかなり音がします・・・
写真は足場を組んでいるところです。

足場を組んでいるところ

マンションに住んでいる場合、「工事期間はうるさいから違う家に住もう!!」ということはできません。

「旅行に行く」という選択肢もありますが、仕事などがあるので、そうもいきません・・・

家で仕事をしている場合、これが大変です・・・

「音がうるさすぎて、仕事に集中できない・・・」「隣のビルから音がして、昼間に寝れない・・・気が散る」など多くのトラブルの原因になっています。

騒音トラブル

一度気になってしまうと、ずっと気になってしまうのが、音や臭いです・・・あまりに気になる場合は、管理人さんなどに相談するようにしましょう。
自分のマンションやビルの工事なら連絡先はすぐにわかります。しかし、問題なのが隣のビルやマンションの臭いや音の問題です。意外と多いのは、どこに連絡したらいいのか?看板が掲げてない場合です。
普通は工事をすると、責任者や連絡先などが書いてあります。
しかし、小規模な工事の場合、連絡先の看板がありません・・・よって、連絡先がわからない・・・ということが頻繁に起きてしまいます・・・

無足場工法のメリットとは

足場が組めない、スキマで工事ができる

ビルやマンションで足場を使わない工事にはすごいメリットがあります。それは足場を組まないのでビルとビルの間が狭くても工事ができる。塗装工事、シーリング工事、タイル補修工事が大丈夫だということです。
>無足場工法なら「狭いすきま」しかなくても、タイル工事や外壁の補修工事ができます。
>東京や大阪、名古屋などの都心部の場合ビルとビルの隙間がせまい・・・ということがよくあります。

ビルの隙間が狭すぎる

ビルの隙間が狭すぎると、足場を組むことができません・・・
民法では50cm以上離せば、ビルを建築してもいいことになっています・・特に都心部は土地の値段が高いために、ビルとビルの隙間が狭い・・・ということが多くあります。
都心部では、人が横にならないと、入れない・・・というビルがたくさんあり、工事をするのに困っている・・・
という状況が発生しています。

ビルの隙間が狭すぎる

繁華街や、都心の大きな通り沿いのビルなどは、50cmの隙間しかない場合があります。

50cmの隙間しかない場合

足場を組まない「無足場工法」「ロープ工法」「ブランコ工法」などを使うと、狭いすきまでも外壁工事をすることができます。もちろん、洗浄もできます。

狭いすきまでも外壁工事が可能

さらに、足場を組まない分、コストも安くなるので良いことばかりです。
ビルやマンションの外壁をする場合は、ぜひ「無足場工法」で工事をすることを検討してみてはいかがでしょうか?

無足場工法のメリット2

分割で工事ができる

足場を組んでしまうと、一気に工事をしなければいけません。
>シーリング工事、タイル工事、外壁洗浄、外壁塗装・・・など外壁工事にはいろいろな種類があります。
>毎回足場を組むと金額が大変なことになるので「一気に大規模修繕工事をするしかない・・・」となってしまいます。
>これでは値段が高すぎて建物を定期的にメンテナンスできません。

外壁ひび割れ

10年に1度、20年に一度・・・となって建物が老朽化してしまいます。
古くて汚いビルやマンションは、補修や修繕、清掃にお金がかかりすぎる・・・と思って何もしないからです。
ヒビやクラックなども放置しておくと、どんどん大きくなり、修繕費用が余計にかかります・・・
修繕工事も早ければ早いほど安くすむのです。
当たり前ですが、汚いまま放置していると、ドンドン建物が劣化してしまいます・・・ぜひ定期的なメンテナンスをするようにしてください。

足場を組まないと、今回は外壁工事だけ!!など分割で工事することもできます。工事費用が安く、空き巣の心配もない工事方法は、いま注目をあびています。

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