ビル・マンションの劣化をチェックする方法

建物が大きいと、自分の目でチェックするには限界があります・・・

ビルやマンションは建物が大きいほど、チェックが大変です・・・

建物は目には見えても、細かくはチェックできない死角がたくさんあります。

細かくはチェックできない死角がたくさんあります

上の数字の部分などは、細かいタイルの浮きなどまではチェックできません・・・
わざわざチェックするためだけに、足場を組むわけにもいきません・・・
タイルの割れ、コンクリートのヒビ割れ、キレツなどは、見えない場所だと補修するのが遅れてしまい、劣化が進んでしまう場合が多くあります。

ビル・マンション修繕工事をしなければならないかどうかは、マンションの様子・状況次第です。
ヒビ割れや雨漏りなど、マンションの不具合は目に見えることもありますし、目に見えない劣化は調査によってわかります。
タイル張りのマンションの場合、以下のような方法でチェックをします。

チェック方法

タイルが貼ってあるマンション、ビルなどは
特殊な棒、パルハンマーという調査専用の道具を使って、タイルの浮きなどを調査します。

タイルが浮いていると、タイルがはがれ落下し、下を歩いている人に当たる・・・という事故をふせぐためにおこないます。タイルが落下して、事故になった場合、管理している会社やオーナーさんが責任を取らなければいけません。
そんな事故をふせぐためにも、ビルやマンションのメンテナンスは必要なわけです。

音には、2種類があります。
「ゴンゴン」と「ゴロゴロ」という音です。内部に大きな「浮き」がある場合、この音の違いでタイルの「浮き」がわかります。

ビル・マンションの外壁のタイル工事のご案内

ビルタイル打診調査

実際のタイルのチェック作業はこのように行われています。
足場を使わず、特殊なロープを屋上から設置して、ビルやマンションの壁を打診していきます。

コンクリート穴

コンクリート部分なども劣化が進むとこのように穴があき、崩れてしまっている部分などがあります。
これも、建物が10年以上たってくると、起こる現象です。
この穴があいた状態を、一般的に「爆裂」といいます。

爆裂

外壁のヒビやクラックから雨水が入ります。すると、内部の鉄筋に「サビ」が発生します。
「サビ」が膨張してしまい、コンクリートが押し出されれてしまうと「爆裂」という一部が崩れてしまう現象が生じます。
これはよくある事です。

どのように調査しているのか?

ビルマンションの補修業者は、工事をする前に、現場を検証します。
オーナー様からの依頼を受け、見える場所、見えない場所を調査していきます。

工事のチェック

着工する前に必ず行わなければならないことが、「業者のプロによる調査」です。下地は何を使っているのか?
どの部分にキレツが入っているのか?
爆裂はあるのか?防水は大丈夫なのか?調査をし、見積もりをだします。
外壁のタイルなどは、打診して浮きやひび割れなどを確認していきます。

見えない場所を調査

調査の方法は、「どんな工事」を「いくらで」するかによって変わります。
この調査は正確な見積もりを出すために、必要不可欠な作業です。さらに、正確な見積もりをだすには、知識と経験が必要になってきます。

打診調査

上の写真はある現場の写真の一部です。
実際には、これの10倍ほど写真があります。オフィスチャンプではキッチリと見積りをするために細かい部分まで写真にとって調査をします。

ビルマンション外壁の調査

タイルがはがれている場所

事前の建物調査は修繕工事においてとても大切な作業です。
調査をしっかりしておかなければ、具体的な修繕計画も費用も立てることができません。

マンション

業者によって調査内容は違います。無料で調査してくれる業者や劣化状況・具合、マンションの全体的な状態も調べてくれる業者もあります。 しかし、無料の場合、工事費がすごく高い・・・ということが多いです。

基本的には、人手がかかるため「見積りは無料ではない」ので、覚えておきましょう。
現地調査が終了すれば、修繕箇所、修繕計画から見積もりを出します。
見積もり内容に納得次第、契約し、工事がスタートします。

依頼するときの注意点とは?

工事を依頼するときは、以下の点に注目してください。

  • 見積りがていねいか?
  • 保証書を発行してくれるか?
  • 足場を組むのか?組まないのか?
  • 実績があるのか?
  • 自社の職人がいるのか?
  • 空き室、防犯対策のノウハウがあるかどうか

大規模なマンション修繕工事でも悪質なやり方でお金をだまし取り、中途半端に工事を終わらせる悪質業者が存在しています。 悪質業者に引っかからないためにも、かならず、 上記の点はチェックをするようにしてください。

さらに工事中は防犯対策があいまいになってしまいがちです。特に足場を組む場合、注意が必要になります。
足場を組むと、普段侵入できない場所に素人でも侵入できるようになってしまいます。
防犯・空き室対策についてしっかりしていない。
ということで、空き巣に入られた・・・という笑えない事件が実は数多くあります。
防犯対策がきちんとしている業者なのか?きちんと確認することも大切です。

まとめ

ビル、マンションを工事する場合のポイントはお分かりいただけたでしょうか?
建物は、ほおっておくと劣化していきます・・・
定期的なメンテナンス、清掃なども、資産価値を維持するには必要な行為です。めんどくさいかもしれませんが、入居者様の安心・安全な生活を確保するためにも、定期的に修繕や補修をするようにしてください。

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